今、代理店にリスティング広告の運用を自社運用に切り替える場合、はじめからすべての運用を自社で完璧にやろうとすることはやめたほうがいいでしょう。

運用をほとんどしたことがない状態で、すべてを自分でやることは、とても危険なことです。

  • 早く自社でノウハウを貯めたい
  • 早く手数料を節約したい
  • 自社運用をすると決めたから、一気にやったほうがいい

と、色々な考えがあります。

ただ、気持ちだけで動いたとしても、自社に運用できる体制がきちんとできていない場合、自社運用に切り替えたことで考えてもいなかったトラブルが起きてしまうこともあります。

  • 広告代理店に依頼していた頃と同じ成果を出すことができなくなる
  • 切り替えたときに、今までは指摘されなかった問題を指摘され、広告審査が通らない
  • 計算していたよりも広告費がかさみ、資金が回らなくなる

どのトラブルも、広告代理店にまかせていたころの売上がたたなくなってしまえば、自社運用をやる意味がありません。

急いで、切り替えてもトラブルが起こって、掲載を停止してもらった広告代理店に再度、広告掲載の再開をお願いするということもよくあります。

あせらずに「小さく」はじめることの効果

そのような事態にならないように、急がずに少額の金額から運用を始めたほうがいいです

例えば、総合通販をやっているのであれば、一部の新商品に対して、自社でアカウントを開いてリスティング広告を掲載をしてみる。または、自社の採用ページに対してリスティング広告を出すというぐらいから始めるといいでしょう。

小さく始めることのメリットは、

  • 管理画面に慣れることができる
  • リスティング広告がどういうものかを理解できる
  • 失敗をしても、今の売上に大きな影響はない

などがありますが、一番のメリットは失敗を許しやすいということです。

リスティング広告は、どれだけ早く失敗することができたかが上達するために必要な事だと私は考えています。

リスティング広告は色々とできますが、細かくやればやるほど失敗が起こりやすい媒体です。

ちょっとした設定ミスで数十万円というお金がなくなるということもよくあります。

でも、小さくはじめれば設定ミスがあったとしても、取り返しのつかない失敗になることはありません。

その失敗は次、失敗しないための教訓になります。

また、失敗を許しやすい状況からはじめることで、失敗をしても、またチャンレンジしやすい環境を作ることになります。

小さくても、確実にすすめることが自社運用を成功させる第一歩

リスティング広告は慣れている人間でも頻繁に仕様変更があったりするので、気付かずに失敗してしまう可能性が高い媒体なので、失敗を許せる環境づくりが自社運用を成功させるために必要です。

失敗が許されない環境だと、運用をする人は絶対にミスをしないように考えて安全な策しかやれなくなったり、積極的な策をとることができません。その結果、運用する人は、運用をする仕事が面白くなくなり、やめてしまう原因につながります。

自社運用を代理店から一気に切り替えてしまったほうが見栄えもいいですし、手数料をすぐに削減できることは魅力的ですが、準備もせずにやれば、

今まで築いてきたものを、すべて台無しにする可能性が高くなります。

リスティング広告は一発勝負で結果をだすものではなく、日々の改善を積み重ねていくことで、良い結果を出していくものですので、焦らずに小さなことから始めてみることをおすすめします。